【勉強苦手嫌いを克服】勉強ができる「大人」「社会人」になる方法

勉強をしている人
この記事で分かること
  1. 勉強が出来る大人の定義
  2. 大人の勉強嫌い、苦手意識を克服する方法
  3. 勉強を始める人におすすめの資格や分野

大人、社会人になってから勉強について悩むということは、勉強をするきっかけがあったのではないでしょうか

勉強について悩むきっかけ
  • 会社から資格を取得するように言われているけどやる気が出ないし嫌い
  • キャリアアップのために勉強をしたいけど苦手意識がある
  • なんとなくこのままじゃダメな気がして勉強してみたいけど勉強方法が分からない
  • 勉強をやり直したい

などなど。

勉強をしないといけないけど、勉強なんて嫌い、苦手、面倒くさい、やる気が出ない…
自分はダメな人間だなぁと思うこともあるかもしれません。

しかし、安心してください。勉強が好きな人の方が圧倒的に少数派ですので、むしろ勉強が嫌いということは普通のことです。

筆者は、働きながら勉強をして、「応用情報技術者試験」や「日商簿記2級」などに合格していますが、小学校3年生から中学校3年生まで勉強が大嫌いで、宿題なんて99.9%やっていませんでした。0.1%はその時の気分で宿題をしたという感じですね。

仕事が忙しくて平日はクタクタ、せっかくの土日に勉強なんてしたくない
至って普通の考えです。

しかし、出来れば前向きに勉強をしたいし、勉強が得意になりたいし、楽しく勉強をしたいですよね。
つまり、「勉強ができる大人・社会人」になりたいわけです。

今回は、「勉強ができる大人・社会人」になる方法を解説します。

そもそも勉強ができる大人・社会人とは

腕時計をしたスーツの人

勉強ができる大人、社会人になるために、まずは勉強ができる大人、社会人がどのような人かを知る必要があります
日本人の大人、社会人が普段どのくらい勉強をしているのかを確認してみましょう。

大人・社会人の勉強時間、勉強している人の割合はどのくらいか

総務省統計局が行っている令和3年社会生活基本調査の結果を参考にします。

まず、大人・社会人で勉強をしている人は5.7%しかいません!
100人中5、6人くらいの人しか勉強していないということです。100人中95人くらいが勉強をしないため、大人・社会人の平均勉強時間が7分という超短い時間になっています。

ということは、1日3分でもいいから、勉強をすれば100人中5、6人の「勉強ができる大人・社会人」になれるのでは…?

そうですよね、100人中95人は全く勉強をしない、「勉強ができない大人・社会人」なのですから、1日数分でも勉強をすることができれば、晴れて「勉強ができる大人・社会人」になれるということです。

これは凄いことです。少しでも勉強をすれば、100人中95人よりあなたは努力をしているということです。

ただ1日数分の勉強が勉強と言えるのかという疑問もあるので、1日10分以上勉強することを最初の目標にしましょう。10分あれば例えば英語の単語の勉強は十分行うことができるため勉強時間としてカウントできるでしょう。

では、ここでは1日10分以上勉強ができる人が「勉強ができる大人・社会人」の定義とします。

勉強ができる大人・社会人の定義

毎日10分以上勉強する人

1日10分勉強するだけならなんとか続けられそうです。例えば、英単語を1年間覚え続けるでもいいでしょう。きっと1年後は驚くほど英語力が伸びていると思います。

データでは、大人・社会人の勉強をしている人のみの1日の平均時間は123分ですが、いきなり2時間は難しいですし、最初は無理なく勉強を行い、徐々に勉強時間を増やすことができれば良いと思います。

この後、勉強が苦手、嫌いということを克服する方法や勉強の継続のコツを解説します。

ネガティブ・マイナス思考は排除する

自分は勉強が苦手と思っている人は、他人と自分を比較していることもあると思います。
例えば、高学歴は頭がいいから勉強内容がすぐ頭に入るんだろうなぁとか、高学歴は勉強が苦じゃないんだろうなぁとか。

もし、他人と自分を比較して劣等感を感じたりすることがあるのであれば、今すぐやめた方が良いです。理由は簡単です。

自分の成長にとって妨げになる思考だから

基本的にネガティブな感情やマイナス思考というのは自分の成長にとって妨げになります。
そういう思考は自分の可能性にストッパーを掛けてしまいます。自分の成長にとって無駄か無駄じゃないか2択で考えて、無駄と判断されるものは排除すると良いでしょう。

高学歴だからと言って大人・社会人になっても勉強するとは限りません。そのため、日々勉強をすれば知能面でも追い越すことが可能です。

大学受験というのは、基本的に学校や塾という枠組みの中で強制的に勉強をやらされている状態です。小中高とお利口に宿題をこなし、お利口に勉強をして、長い年月と時間を掛けて無難に勉強をして大学受験をする人が大半です。その為、大学受験後自主的に勉強、学習が出来る人は少ないのです。
先ほど紹介した、総務省統計局のデータからも明らかですよね。

大学生は勉強しない人が大半です。高校卒業後就職する人も大半が勉強をしなくなります。つまり18歳から勉強をしなくなる人がほとんどだということです。

脳は筋肉と同じで、使わないと衰えるので、大人・社会人になってからも継続して勉強を続ければ大多数の人より頭が良くなることが可能です。

大人・社会人が勉強嫌い、苦手意識を克服する方法

両手を挙げ、両足を後ろに曲げながら飛び跳ねている少女

勉強に集中できる環境を整える

始めに行うことは、勉強に集中できる環境を整えることです。

勉強する部屋と勉強机、椅子を用意しましょう。

勉強するための机はかなり大事です。
家に帰ってきて、その勉強机に向かって座る習慣が身につくと、勉強に取り掛かりやすくなります

そもそも勉強が嫌いな人というのは、勉強をするまでが一番大変です。

「勉強嫌だ…」
「勉強するって考えるだけで憂鬱な気持ちになる…」
「まじで無理、拒絶反応…」
「YouTube見たい、ゲームしたい、遊びたい…」

私も勉強が大嫌いだったのでめちゃくちゃ気持ちが分かります

勉強が嫌いな人は、頭では勉強はした方が良いことは分かっているんですが、いざ勉強をするのかどうするのかと考えた時に、めちゃくちゃ嫌な気持ちになって、結局「まぁ今日はいっか」となり、勉強をしません

そうならないためには、強制的に勉強モードに入るしかありません。

とりあえず、最初は勉強をしたくない場合、勉強はしなくてもいいので勉強机に向かって座りましょう。

スマホゲームもしてOKです。

勉強机に座る癖や習慣を身に付けることで、いずれ少しは勉強してみるかという気持ちになり、勉強に取り掛かりやすくなります

勉強机と椅子は別に安くて構わないので、パパっと揃えてしまいましょう。

どの机と椅子が良いかを考えるのが面倒くさいという人は、これにしておけば間違いないです。

デザインも悪くなく、コスパもいいです。

まずは、机と椅子を用意して勉強をする体制を整え、「勉強が嫌い・勉強が苦手な自分とさよならしちゃいましょう」

勉強する時間を確保する

洗濯、料理などの家事を自分で行う必要がある場合、なるべく時短することで勉強の時間を確保する必要があります。洗濯は何曜日か決めてまとめて行う、料理は丼ものにするなど対策を行うことができます。

誘惑に打ち勝つことも大事です。
テレビ、YouTube、映画、ゲーム、漫画、お酒、友達と遊ぶなど、世の中には誘惑が沢山存在します。これらの誘惑には自分で打ち勝つしかありません。どうしても誘惑に負ける場合、勉強道具だけを持って図書館に行くなどして、強制的に誘惑から離れるしかありません。

勉強時間を確保できたら、次に紹介する心構えのコツを実践することが大事です。

勉強を集中するコツは「心を無にする」

勉強をする際に、感情と言うものは必要ありません。とにかく「心を無にすること」が大事です。
勉強嫌だなぁ、つまらないなぁ、苦手だなぁなど余計なことを考えないことが大事です。

勉強が嫌い、苦手と言う感情を克服することは簡単です。勉強を受け入れるだけです。例えば、嫌いな人がいたとして、その人のことを嫌いではなくなるようにするためには、その人を受け入れるしかありません。それと同じで勉強が嫌い、苦手と言う感情を克服するためには勉強を受け入れるしかありません

勉強が嫌いな人で、勉強のやる気を出すために、モチベーションとなるご褒美を用意するという手段をとる人がいますが根本的な有効策ではないと言えます。ご褒美は結局自分の感情に訴えかけています。
継続的に勉強を行う場合、感情と言うものは不要なものとして切り捨てる必要があります

とにかく勉強をするときは「心を無にする」ということを意識してください。

勉強は習慣化する

「心を無にする」ことができれば、勉強を習慣化することができます。歯磨きをすることや朝食を食べることが当たり前のように、勉強をすることが当たり前にすることが大事です。

勉強を習慣化することが出来れば、勉強時間を長くとることも可能になります。難しい資格をとろうとすると必然的に勉強時間を長くする必要がありますが、勉強が習慣化されていれば勉強時間を長くしても苦に感じにくくなります。

勉強の習慣化を行えたら次のステップに移れます。次は勉強効率を上げます。

大人・社会人のための効率のいい勉強法(英語を例に)

数式が書かれた黒板

勉強を習慣化した人は、既に勉強に対する苦手意識などはなくなっているはずです。次に行うことは勉強の効率化です。勉強の効率化を図るには、勉強の計画を作成する必要があります

例えば、英語の勉強をしたいという人であれば、いつまでに、どの程度英語ができるようになるかを考え、そのためには何時間勉強する必要があるかを出します。

英検2級の勉強時間は高校生で大体100時間、社会人で大体150時間です。
これをもとに考えてみます。

社会人が3ヵ月後に英検2級合格という目標を立てると、毎日100分勉強する必要があります。
毎日100分勉強すると決めると、その時間内で必要なことを覚える必要があるため、試行錯誤された勉強を行うことが可能です。
もし勉強時間を設定しない場合、何をいつまでに覚える必要があるかを意識する必要がないので、勉強に対する試行錯誤がなくなり非効率な勉強になります。
そのため、勉強には目標を設定することが効率的な勉強に繋がります。

また、勉強時間を決めたら、毎日勉強時間を記録することが重要です。

毎日勉強時間を記録する人は少ないですが、勉強時間を記録することで進捗を管理することができるため、勉強効率が圧倒的に上がります

詳しくは以下の記事にまとめているため、参考にして下さい。

勉強したい大人・社会人におすすめの資格・分野

多くの本
勉強したい大人・社会人におすすめの資格・分野
  1. 英語
  2. ファイナンシャルプランナー(FP)試験
  3. 日商簿記
  4. ITパスポート

義務教育で英語を一度学んでいるので、英語は大人になっても再度勉強しやすいです。
英語が読めるようになれば、ネットから英語で書かれている情報を入手することができるようになります。日本語が使える人は世界に2億人もいませんが、英語が使える人は世界に10億人以上います。
そのため、英語が読めるようになれば、これまで得られなかった膨大な情報を入手可能になります。
そういう意味でも日本人が学習した方が良い学問と言えます。

また、外国人とのコミュニケーションが可能になるため、日本人以外の友人を得ることもできますし、外国に旅行に行ったときも会話で困ることが減るでしょう。

税金、保険、年金などライフプランに関することを学べる国家資格です。この資格は日本人として生きる上で知っておくと得をする知識を学ぶことができます。

私は大学生のときにFP3級を取得したのですが、勉強しながら思ったことは、これは義務教育で教えるべきでは?ということです。私はかなり衝撃を受けました。なぜこれほどまで生きる上で絶対に知っておくべきことを今まで勉強してこなかったんだ、教わらなかったんだと思いました。

それほど、FPの勉強内容は日本人が知っておくべき知識が書かれています。
勉強して絶対に無駄になりません。

会社には必ず会計が必要です。会社という組織で働く上で簿記の知識があることは役に立ちます。
これは固定費だな、しかも無駄な固定費だな、削った方がいい、などといったことを自分で考えることが出来るようになります。
こういった思考が出来るようになると、社内で何か提案をすることも可能になります。
また日商簿記2級では、工業簿記を学ぶのですが、これは製造業を対象にした簿記になります。
筆者は食品メーカーに勤めていたことがあるので、日商簿記2級を持っていることで、原価計算などの考え方を知っていたため、大変役に立った資格でした。

ITに関する基礎知識を学ぶことができます。現代に生きている限りITは生活に密接に関わります。スマホを手放せないことからもそれが分かります。また、ITの基礎知識だけでなく、経営学の基礎も学ぶことが出来るため、社会人にとって有益な資格です。

最近では、社内のIT化が推進されていることもあり、できれば社員全員が持っておくべき資格とも言えます。

まとめ

まずは、毎日10分勉強できるようになりましょう。それができるだけで、100人中5位になれます。勉強で人生をもっと豊かにしていきましょう。

この記事を書いた人
トッシー

エンジニア/プログラマー。未経験からIT企業に転職し超上流から下流までを経験。プログラミングを学習したい人のための情報発信、その他学習関連の情報発信を通じて、一人一人のスキル向上と自己実現に貢献します。保有資格「応用情報技術者」など

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