今回は、初心者でも簡単にC言語で作れるゲームとして、マインスイーパーを例に解説します。
超簡単に作れるので、安心して下さい。
初心者でも分かりやすいように、シンプルに作成しました。
ここのサンプルのソースコードをコピペしてもらって、自分なりに改造して頂いて構いません。
マインスイーパーのゲーム画面
ゲームを開始しますと表示し、行番号と列番号を入力します。
爆弾がない場所を当てた場合、数字が表示されます。
爆弾を当てた場合、全てを表示し、GAMEOVERとなります。
ソースコードの解説
#include <stdio.h>
void displayBoard(char board_num[9][9]);
int main(void) {
// クリア条件
const int CLEARCOUNT = 76;
// 入力値を保持する
int input_num[2];
// 範囲表示判定
int square_flg = 0;
// 表示した数字の数
int open_count = 0;
// ヒントとなる数字、9は爆弾
char hint_num[9][9] = {{'0','0','2','9','2','0','0','0','0'},
{'0','0','2','9','2','0','0','0','0'},
{'0','0','1','1','1','0','0','0','0'},
{'0','0','0','0','0','0','0','1','1'},
{'1','1','0','0','0','0','0','1','9'},
{'9','1','0','0','0','0','0','1','1'},
{'1','1','0','1','1','1','0','0','0'},
{'0','0','0','1','9','1','0','0','0'},
{'0','0','0','1','1','1','0','0','0'}};
char board_num[9][9];
printf("ゲームを開始します\n");
// 行番号を表示する
for(int i = 0; i < 9; i++) {
printf("\t%d", i + 1);
}
printf("\n");
for(int i = 0; i < 9; i++) {
//列番号を表示する
printf("%d", i + 1);
//?マークをboard_numに格納する
for(int j = 0; j < 9; j++) {
board_num[i][j] = '?';
printf("\t%c", board_num[i][j]);
}
printf("\n\n\n");
}
while(1) {
printf("行番号を入力してください\n");
scanf("%d", &input_num[0]);
printf("列番号を入力してください\n");
scanf("%d", &input_num[1]);
while (1) {
// 入力された値が不正なら再度入力を促す
if(board_num[input_num[0] - 1][input_num[1] - 1] != '?' || input_num[0] < 1 || input_num[0] > 9 || input_num[1] < 1 || input_num[1] > 9) {
printf("再度行番号を入力してください\n");
scanf("%d", &input_num[0]);
printf("再度列番号を入力してください\n");
scanf("%d", &input_num[1]);
} else {
break;
}
}
for(int i = 0; i < 9; i++) {
printf("\t%d", i + 1);
}
printf("\n");
// 9ならゲームオーバー
if(hint_num[input_num[0] - 1][input_num[1] - 1] == '9') {
for(int i = 0; i < 9; i++) {
printf("%d", i + 1);
// 全てを表示する
for(int j = 0; j < 9; j++) {
if(hint_num[i][j] != '9') {
printf("\t%c", hint_num[i][j]);
} else {
printf("\t爆");
}
}
printf("\n\n\n");
}
printf("GAME OVER\n");
break;
// 行番号4以下かつ列番号6以上かつsquare_flgが0ならその範囲を表示
} else if(square_flg == 0 && input_num[0] <= 4 && input_num[1] >= 6) {
for(int i = 0; i < 4; i++) {
for(int j = 0; j < 9; j++) {
if(j >= 5) {
board_num[i][j] = hint_num[i][j];
}
}
}
// square_flgを1にすることで2度同じ処理を行わないようにする
square_flg = 1;
open_count = open_count + 16;
displayBoard(board_num);
// それ以外の場合表示
} else {
// 初期から何も入っていないboard_numにhint_numの値を入れる
board_num[input_num[0] - 1][input_num[1] - 1] = hint_num[input_num[0] - 1][input_num[1] - 1];
// 何マス表示されたかカウントする
open_count++;
// board_numを表示
displayBoard(board_num);
// 爆弾以外のマスが全て表示されたときopen_countとCLEARCOUNTの値は同じになりゲームクリア
if(open_count == CLEARCOUNT) {
printf("GAME CLEAR!\n");
break;
}
}
}
return 0;
}
void displayBoard(char board_num[9][9]) {
for(int i = 0; i < 9; i++) {
printf("%d", i + 1);
for(int j = 0; j < 9; j++) {
printf("\t%c", board_num[i][j]);
}
printf("\n\n\n");
}
}
最初にboard_numに?が代入され、画面に表示されます。
無限ループで入力値が不正の場合、何回でも入力をさせるようにしています。
その後無限ループで3つの条件に分かれます。
- 9ならゲームオーバー
- 行番号4以下かつ列番号6以上ならその範囲を表示
- それ以外の場合表示
board_numとは別にhint_numを用意し、hint_numにあらかじめ数字や爆弾を位置を入れています。
9が爆弾を意味しています。
入力値をもとに爆弾ならゲームオーバーですべてを表示。
行番号4以下かつ列番号6以上かつsquare_flgが0ならその範囲のhint_numの値をboard_numに代入して表示。
それ以外なら入力した行列番号に該当するboard_numにhint_numの値を代入して表示。
もし爆弾以外のマスが全て表示されたらゲームクリアです。
かなりシンプルですが、これだけでマインスイーパーが作れます。
もしこれを改良したい場合、以下のようなことができます。
- 爆弾の自動配置
今回は数字や爆弾を手動で設置していますが、ゲーム開始と同時に自動で配置することもできます。
例えば、乱数で爆弾の個数と配置を決定しhint_numに代入します。
爆弾以外のマスごとにマスの周囲に爆弾がいくつあるかを判定し、爆弾の数を数字としてhint_numに代入します。
- 爆弾以外の数字の範囲表示
周囲に一定の空白地帯があることを条件に、爆弾以外のマスを表示します。
まだまだ改善の余地があるので自分なりにアレンジしてみて下さい。