仕事を覚えられない人が「デキル人」になるコツと対策法

記事のメインイメージ。仕事を覚えられなくて辛い人が仕事を覚えるためのコツを解説。誰も教えてくれなかった対策法。
この記事で分かること
  1. 仕事を覚えられない人が最初にやるべきこと
  2. 仕事を覚えるコツ
  3. 仕事でミスをしないコツ

仕事を覚えられなくて悩む人は大勢います。ひどい会社の場合、罵声を浴びせられることもあります。仕事に対して不安で怖い気持ちにもなりますよね。

仕事が覚えられないというのは、会社が正しい教育を行っていない場合も多々あります。この場合は自分でアプローチをしていく必要があります。

この記事を読めば、仕事を覚えられなくて悩んでいる人が最初にやるべきことや、仕事ができるようになるコツが分かります。

仕事を覚えられない人が最初にやるべきこと

仕事を覚えられない人が最初にやるべきこと
新卒で会社を辞めたい時に考えるポイントと4つの観点
  1. 仕事の全量把握
  2. いつまでに仕事を覚える必要があるのか
※上記の青い文字から読みたい項目へ移動することができます

仕事の全量把握

仕事を覚えるために、最初にやらないといけないことは自分が担当する仕事の全量把握です。先輩や上司が仕事の全量を最初に教えてくれたらいいのですが、多くの場合、口だけでしか教えてくれないので自分から聞くしかありません。

そもそも自分が担当する仕事の全量を把握しないと、何を覚えなくてはならないのかが分かりませんよね。また、今自分が仕事の全量に対して何%仕事を覚えているのかも把握できません。

自分がどの範囲で、何を行うのかを聞きましょう。全量を把握した上でどのように行うのかの教育をしてもらいます。

仕事の全量把握とは
  1. 自分が担当する仕事の範囲と仕事内容の確認

トイレの清掃作業を例にします。

トイレAからトイレD

トイレにはA~Bがあり、それぞれ8個の便器があります。私の担当する便器はどれですか?と質問します。

トイレの清掃範囲

そして先輩や上司にトイレAの便器①から便器⑥までを担当してもらうと言われたら、安心感がありますよね。

これが私の仕事の範囲か、これの掃除の仕方を覚えることに専念すればいいんだなと思うことができますよね。この範囲の仕事を最優先で覚えてから、気づいた仕事を率先して行っていけば良いです。

自分が担当する仕事の範囲を把握するメリット
  1. その範囲の仕事を覚えることに集中できる
  2. 最初に範囲を知ることで安心感を得られる

範囲が分かれば、次は便器の掃除の仕方を教えてもらいます。便器をよく見ると1つ1つ形が違うので、どうやら掃除の仕方が異なるため、1つ1つ教えてもらう必要がありそうです。

教えてもらった仕事の習得状況は次のように把握すると良いです。

業務習得状況確認表

このように表にしておけば、習得状況が一目でわかります。本当は先輩や上司がやることなのですが、ほとんどの人はこういうやり方をそもそも知らないので、自分で作ってみると良いでしょう。

また、この資料は証拠にもなります。この資料を作成したら教育者に確認してもらい、仕事が出来ているか聞くと良いです。これに全て〇が付けば仕事を覚えたと判断することができます。

もし出来ていないと言われたら、どうしたら出来ていると判断してもらえるか聞きましょう。仕事が出来ているという判断基準が分からないと改善のしようがありません

○が付いている箇所については、仕事を覚えていないと言われる筋合いはありません。

業務習得状況確認表を利用するメリット
  1. 仕事の習得状況を容易に確認できる
  2. 仕事が出来ているという証拠になる

いつまでに仕事を覚える必要があるのか

仕事の全量を把握したらどの業務をいつまでに出来るようになる必要があるのかを聞くと良いでしょう。(普通は教育担当者が計画を立てるのですがほとんどの人がやりません、やり方を知らないので)

仕事を覚えるのが遅いと言われても、いつまでに覚える必要があるのか分からなければ、仕事を覚えるのが遅いという判断はできないはずです。判断基準がないのに遅いと言われても困りますよね

あまり無理な日程を要求されても困るので、聞く場合は上手に聞いてください。

例えば新入社員の場合まずは、上司が試用期間中に覚えて欲しいと思っている業務内容について確認すると良いでしょう。仕事を覚えるのが早い、遅いとか関係なく、任された仕事を試用期間中にできるようになれば業務遂行能力に問題がないと判断することができます。

教育計画がないのにも関わらず、上司に「仕事を覚えるのが遅い」、「何回言ったら分かるんだ」などと言われた場合、その上司はちょっと変な人なので、あまり悩まなくて大丈夫です。

仕事を覚える4つのコツ(対策法)

仕事を覚える4つのコツ
※上記の青い文字から読みたい項目へ移動することができます

①仕事をとにかく沢山やらせてもらう

入社して間もない頃に、仕事をやらせてください、もっとやりたいです、ということで仕事を覚えるのが早くなるだけでなく他にも多くのメリットが発生します。

スポーツでも、勉強でも、仕事でも、趣味でも、何でもそうなのですが、何回も練習をすることで出来るようになります。1回で出来る人なんていません。

卓球選手でオリンピック金メダリストの水谷隼選手も、練習時間は1万時間以上必要だと言っています。
この発言からも分かるように人は練習をしないと何事もできるようになりません。

仕事は1回で覚えろとか言う人もいますが頭おかしいので無視して大丈夫です。

仕事を早く覚えたい場合はとにかく量をこなすことを意識すると良いです。

仕事を早く覚えたい場合はとにかく仕事をやらせてもらう

入社して間もない頃に、「仕事をやらせてください」、「もっとやらせて下さい」、「早く仕事を覚えたいんです」ということには3つのメリットがあります。

入社間もない頃に仕事をやらせて下さいと言うメリット
  1. 失敗しても入社間もないから仕方ないと思われ何回でも失敗できる
  2. 仕事を覚えるのが早いと思われる
  3. やる気があると思われる

普通の人は入社してすぐに仕事は完璧にこなせません。中途も同様に会社でやり方が違うので出来なくて当然です。

入社間もない頃は出来なくて当然なので、何回失敗しても大丈夫です。逆に仕事をこなす量が少なくて、何カ月も経った後に失敗する方が問題です。

最初は失敗しても、何回も経験して早く仕事が出来るようになると仕事を覚えるのが早いと思われます。

例えば、10回やれば覚えられる仕事があるとして、Aさんは入社初日にその仕事を10回やり、10回失敗して、11回目で仕事を覚えました。Aさんは次のように評価されます。

・10回失敗しても初日だから仕方がない
・1日で覚えるなんて優秀だ

Bさんはその仕事を毎日1回やり、毎日失敗して、11日目で仕事を覚えました。Bさんは次のように評価されます。

・Aは1日で覚えたのにBは何回失敗してるんだ
・Bは仕事が覚えるのが遅い

すごく不思議な現象が起きていますよね。

AさんとBさんは共に10回の失敗の末、11回目で仕事を覚えているのに、Aさんの方が仕事を覚えるのが早い、Bさんは仕事を覚えるのが遅いという評価がされてしまっています。

Bさんのような評価をされないためにも仕事を速く何回もこなすことが大事になってきます。

そしてやる気があるとも思ってもらえます。

②工夫したメモを取る

話を聞いただけですべてを覚えられる人はほとんどいません。言われたことを忘れないようにするためにはメモをとることが大事です。

よくありがちなのが、相手の時間を取って申し訳ないという気持ちから、メモを速く書こうとして字が雑になったり、メモを全て書けないというケースです。

もし自分が該当する場合は、相手の時間を気にする必要はないので、丁寧にメモをとり、分からないことがあればもう一度教えてくださいと言った方が良いです。

またメモを取る時にも工夫が必要です。

仕事に手順がある場合、「xxxxxxxxxxxxxx、xxxxxx。」といったように、聞いた内容を1行で書くのではなく順序立てて書くと良いです。

メモを取るコツ
  1. ○○をする
  2. ○○をしてから○○をする
  3. ○○を○○して、○○をする

このように順序が分からないと仕事の手順が分かりません。順序を意識すると良いでしょう。

③マニュアルを作る

仕事の手順を書き出したマニュアルを作成するのも仕事で失敗しないために有効です。

書類に書く内容と手順を示したもの

一例ですが、このように書類を作成する必要がある場合、順序と記入内容を書いておけば、間違える可能性が減ります。順序通りに確認しながら行えば、未記入というミスも回避できます

例えば月1回、年1回しか行わない仕事でパソコンへの入力作業がある場合、このようにマニュアルを作成するとミスが減ります。

④日別や曜日別に仕事を書き出す

この日に○○という仕事をやらないといけないのに、仕事を忘れてしまって怒られる人は、やらないといけないことを書き出していない人に多いです。

todoリスト

Excelでこういったものを作成して、記入したり、これを印刷して付箋を貼り、仕事が終わったら付箋を捨てるということもできます。

このように頭の中で覚えておくのではなく、目で見て分かるようにすれば、やらなくてはいけない仕事を忘れなくて済みます。

目で見ることが出来るので、何回も目にすることで仕事内容を覚えることが出来ます。

やり方は色々あるので工夫してやってみることをおすすめします。

この記事を書いた人
トッシー

エンジニア/プログラマー。未経験からIT企業に転職し超上流から下流までを経験。プログラミングを学習したい人のための情報発信、その他学習関連の情報発信を通じて、一人一人のスキル向上と自己実現に貢献します。保有資格「応用情報技術者」など

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