冷蔵庫を綺麗にしたい人、なぜか冷蔵庫がいつも整理されていない人が、冷蔵庫を綺麗に整理整頓できるようになる方法やコツを解説します。
冷蔵庫を整理整頓できない原因
冷蔵庫が整理整頓できない最大の理由は何だと思いますか?
「整理整頓の仕方が分からない」
「便利な収納グッズがない」
などなど色々考えられますね。
実は、冷蔵庫が整理整頓できない最大の原因は無計画な買い物です。
無計画に買い物をすることによって食材の買いすぎと賞味期限切れが発生します。
考えてみて下さい。食材を何も買わなければ、冷蔵庫は空なので綺麗なはずですよね。
つまり計画的に必要な分だけ食材を買えば、冷蔵庫は必然と綺麗になるということです。
計画的な買い物をするためには、献立を計画的に決める必要があります。
食品業界の仕事でも同じです。
食材の仕入れ過ぎや食品の作りすぎが発生するとそれが倉庫や冷蔵庫を圧迫してしまいます。適正量を計画することが重要になります。
話を戻して、家庭でも余分なものは買わないということが、冷蔵庫を整理整頓するために最も効果的な方法になります。
買いすぎというのは、その人の癖になっていますから、意識を変えてくださいと言ってもなかなか治るものではないです。
強制的に、買いすぎを治す方法は、計画的な買い物しかありません。
計画?めんどくさそう。と思うかもしれませんが、大丈夫です。簡単に実践することができます。
Excelで冷蔵庫を整理整頓・在庫管理する方法
これは、冷蔵庫の中にある食材の名前、個数や量、賞味期限をExcelで簡単に表したものです。冷凍庫の食材を書いても構いません。
この様に、簡単でもいいので冷蔵庫の中にある食材などを書きだすと、今冷蔵庫に何が入っているかが一目で分かりますよね。これは冷蔵庫の在庫を見える化しています。
冷蔵庫の中に何があるか分かれば、何を購入する必要があるのか、どんな料理を作れるのか、どの食材を優先的に使う必要があるのかなどが判断できます。
賞味期限が近いものを赤色にすれば、早めに使う必要があると判断できます。味噌の残量を0.1と表すことで買い足す必要があることが分かります。
冷蔵庫の在庫を見える化したら、次は献立を計画的に決めることができます。
試しに3人家族の月曜日から金曜日までの献立を考えてみましょう。
- 月曜日:ご飯、味噌汁(えのき)、生姜焼き(豚小間肉、玉ねぎ、しょうが)、千切りキャベツ
- 火曜日:ご飯、味噌汁(わかめ、豆腐)、鶏むね肉と野菜の味噌炒め(鶏むね肉、玉ねぎ、人参、ピーマン)、トマト
- 水曜日:ご飯、味噌汁(しいたけ、豆腐)、サバの塩焼き、キュウリとわかめとカニカマの酢の物、トマト
- 木曜日:ご飯、味噌汁(人参、豆腐)、豚ロースステーキ、キノコ炒め(しいたけ、えのき、玉ねぎ)
- 金曜日:ご飯、卵スープ、ハンバーグ、野菜炒め(キャベツ、人参)
このように献立を考えたら、後は冷蔵庫にない食材を買うだけで済みます。
スーパーでその場で考えて適当に食材を買うと、食材が余る原因になり、冷蔵庫が汚くなるので、冷蔵庫を綺麗にしたい人は、計画的に買い物をすると良いです。
この献立の場合、次の食材を買う必要があります。
- しょうが
- えのき
- わかめ
- トマト
- 豆腐
- しいたけ
- サバ
- キュウリ
- カニカマ
- 豚ロースステーキ
- 玉ねぎ
- 卵
- 合挽ひき肉
- キャベツ
- 味噌
これだけの食材を買えば十分なので、買う予定の食材をメモすれば、買い物も楽に行うことが出来ます。
献立の計画を立てているのにも関わらず、この他の食材を買う場合、食材が無駄になる可能性が高いので注意が必要です。
たったこれだけのことで冷蔵庫を綺麗にできるので是非試してみてください。
Excelはこちらから。
食品メーカーで行っていることを応用しただけ
実は、これまで紹介したことはExcelではないにしろ食品メーカーでは当然のように行われています。というより行っていない食品メーカーはないです。
なぜなら適正な在庫管理を行わないと無駄なコストが発生しますし、賞味期限管理をしないと安全を確保できないことや何をいつ捨てればいいか分かりません。その他にも在庫管理は多くのことに影響を与える。超重要なことなんですよね。
基本的に会社や仕事で行っていることというのは合理化されています。
それを日常生活で使うと大きい効果が得られます。みなさんも、この冷蔵庫の在庫管理に限らず、仕事で行っていることを日常生活に応用してみると良いことがあるかもしれません。
賞味期限切れの食品は食べれるか?消費期限との違い
賞味期限が切れた食品を捨てるのはもったいない、できれば食べたいと思う人もいるのではないでしょうか。賞味期限と消費期限の違いや、食べられるかについて解説します。
消費期限とは、安全に食べられる期間のことなので、消費期限を切れた食品は食べないようにしてください。
賞味期限とは、おいしく食べられる期間のことなので、賞味期限が切れたとしても味は劣化しますが食べることができます。
賞味期限は、その食品の腐敗が製造日から100日後に始まるとされている場合、70日や80日で設定されている場合が多いです。
つまり腐敗開始日までの日数に0.7~0.8を掛けて出された日数が賞味期限として設定されている場合が多いです。
2023年1月1日に製造された食品の腐敗が100日後に始まる場合、0.8を掛けると80日なので、3月22日に賞味期限が設定されます。この場合、3月22日を過ぎても20日間は食べることができますが、もし食べる場合は安全を考慮して、5日後~10日後までぐらいにしておいた方が無難です。
また注意点ですが、賞味期限は0.7か0.8を掛けて決めると言いましたが、賞味期限は企業が独自に決定しているので、あくまで目安にしてください。賞味期限をどのように決定しているかは、その企業に確認しないと正確なことが分かりません。
冷蔵庫を綺麗にすることは節約になり家計が助かる
賞味期限切れの物を捨てるということは、お金を捨てていることと同じことです。
食材を1年に一回だけ捨てるのであれば、損失額は少ないですが、毎週500円分の食材を捨てた場合、年間で25,000円程度のお金を捨てていることになります。
25,000円あれば何が出来ると思いますか?
- トイレットペーパーを50袋買える
- サランラップを100個買える
- ディズニーランドのチケットが2枚買える
- 外食でラーメンを25回食べられる
- ホテルディナーを食べられる
結構なことができると思います。
節約のためにもなりますし、食材の管理はおすすめです。
収支という観点から、簿記の勉強でもしてみようかなという方がいれば、日商簿記2級に合格するための勉強法をまとめた記事もあるので、良ければ参考にしてください。
さいごに
このように、ちょっとした工夫で簡単に冷蔵庫を綺麗にでき、しかも節約にもなることを理解していただけたと思います。
整理整頓のコツは見えるかすることです。今回で言えば、Excelで冷蔵庫在庫を見える化しました。
是非、様々なところで応用してみてください。