私は2018年に日商簿記3級に独学で合格しており、2019年に日商簿記2級(統一試験)に合格しています。
2024年2月10日に日商簿記3級を受験する人(以下「教え子」という)に、勉強方法を教える機会があり、その勉強方法を実践してもらった結果、無事に教え子は合格することができました。
教え子から頂いた簿記3級の合格証書です。

つまり、私の勉強方法を実践すると「日商簿記3級に合格できるという再現性」がある程度あるのではないかと考えられます。
私がしたことは、あくまでも勉強方法を教えるだけで、簿記3級の知識を教えることは一切していません。教え子は独学で合格しています。
この記事では、教え子が簿記3級に独学で合格した勉強方法を解説し、この記事を読んだ人の合格率が少しでも上がることに貢献できたら幸いです。
プロフィールと簿記3級の勉強時間と試験の得点
- 高校偏差値50未満の高卒(商業高校ではない)
- 20代で会社の事務として働いている(経理の経験はない)
- 資格はこれまで1つも取得していない
- 勉強期間は62日(約2ヵ月)
- 総勉強時間は107時間30分
- 83点で合格(合格点は70点以上なので107時間30分よりも短い勉強時間で合格レベルに達していた)
教え子は、大卒ではなく、偏差値が高い高校を卒業しているわけでもない、ごく普通の学力レベルの人です。
資格勉強は今回が初めてであり、資格勉強が得意というわけでもありません。
しかし、約100時間の勉強で83点で危なげなく、簿記3級に合格することができました。
簿記3級の合格基準は70点以上なので、100時間勉強しなくても合格することは可能でした。教え子が合格レベルに達したのは、約70時間勉強した辺りだと思います。
勉強方法の解説の前に、どの教材を使用したのか説明する必要があります。
簿記3級の勉強で使用したおすすめの教材
おすすめの教材① スッキリわかる日商簿記3級
「スッキリわかる日商簿記3級」は私も使用した教科書であり、大変おすすめであったため、教え子にも使ってもらいました。
この本の特徴は2つあります。
1つ目はとにかく見やすく分かりやすいということです。
ただ文章だけの説明ではなく、仕分けのケースごとに具体的な場面を例にして説明してくれるので、イメージがしやすく、理解が捗ります。
2つ目は教科書の理解度を確認できる、難易度が易し目な問題集が付属されているということです。
難易度が易し目な問題集であるため、理解度チェックにちょうど良く、過去問を解く前の練習になります。また易し目な問題であるため、挫折することなく勉強を続けられます。
おすすめの教材② スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集
簿記3級の勉強では、教科書の他に予想問題集が必要です。
「スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集」も私が使用した教科書であり、大変おすすめであったため、教え子にも使ってもらいました。
日商簿記3級には過去問が存在しないので、予想問題集を使う必要があります。
この問題集は教科書の問題よりも難易度が高く設定されており、本試験に近い難易度となっています。教科書を勉強した後に反復して問題を解くことで効果があります。
80点以上をとることができれば、合格レベルに達していると考えられます。
ネット試験模擬プログラムは、簿記3級の本試験よりも難易度が高く設定されているため、より確実に合格するための練習に使えます。
ネット試験の場合、点数が60点代だとしても落ち込まないようにしてください。本試験よりも難易度が高く設定されています。
簿記3級の勉強計画と勉強方法と進捗管理
①簿記3級の勉強計画について
勉強計画と進捗管理は、勉強方法の中に含まれているとも言えるものです。
勉強計画を立てた場合と勉強計画を立てない場合では、勉強効率に大きく差が出ます。
そして勉強計画を実行し、その効果を測定するために進捗管理を行うことが重要です。
勉強計画では次のことを考えます。
まずは、受験日を決定し、受験日までに何時間勉強するかを決定します。あとは、その時間の中でどのように勉強をするのかを考えます。どのように勉強するかという点が勉強方法(勉強の流れ)に該当します。
資格勉強に慣れているのであれば、教科書と過去問を読むことで、何時間勉強するかを設定しますが、教え子は資格勉強をしたことがなく、勉強に対して自信がなかったため、勉強時間は2023年12月11日から2024年2月10日の試験日までの62日間で100時間と設定しました。
勉強の流れについても、本来であれば試験ごとに自分で考えて立案しますが、今回は教え子に簿記3級の勉強方法を教えました。
②簿記3級の勉強方法と勉強のコツについて
基本的には、上記の流れで日商簿記3級の勉強を行ってもらいました。
上記の勉強方法(勉強の流れ)の中に、簿記3級の勉強のコツについても書かれていますが、特に大事な点について再度紹介します。
簿記3級の勉強では特にアウトプットが重要です。とにかく手を動かすことを意識して勉強をすると効率的に勉強をすることが出来ます。
理解している問題を何回も解くのは時間の無駄になるので、分からない問題を重点的に解くようにしましょう。
分からなかった問題はなるべく早めに復習をするようにしましょう。復習までの時間が空けば空くほど問題の内容を忘れてしまい、復習の効果が薄くなってしまいます。これについてはエビングハウスの忘却曲線についても併せて調べてみると面白いです。
③簿記3級の勉強の進捗管理について
勉強の進捗管理を行うことは、簿記3級に限らず、資格試験の勉強において大変重要な役割があります。
勉強が苦手な人、勉強の効率が悪い人(合格レベルに達するまでの勉強時間が長い)は、進捗管理を行っていないという印象があります。
今回教え子の進捗管理はExcelで行いました。

累積確保は、これまで勉強した合計時間を表しており、1月8日の時点で58.2時間勉強をしています。1月8日に予想問題の2週目で87点取れていることから、合格レベルに達していることが分かります。
簿記3級に合格するための勉強期間は1ヵ月でも十分であると言えます。
今回は学習習慣を身に着けてもらうため、そして簿記2級にも挑戦するということで100時間以上勉強してもらいました。
このように自分が勉強した時間を正確に記録することで、「合格レベルに達しているかの判断ができる」、「これだけ自分は勉強したんだという自信になる」、「知識の定着率が悪い場合勉強方法を修正できる」など様々なメリットがあります。
最後に
教え子が簿記3級に合格できた勉強方法について解説しました。
この勉強方法を行うことで合格を保証することはできませんが、教え子が実際に合格できたことからある程度再現性があるのではないかと考えています。
日商簿記3級を受験してみようと考えている人の少しでも役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
みなさんも頑張ってください!


