- ITリテラシーが低い原因
 - ITリテラシーを高める基礎単語
 - DX推進企業の社員なら知っておきたい基礎単語
 
自分はITリテラシーが低いから高めたいと思う人や、なぜあの人はあんなにもITリテラシーが低いのだろうと疑問に思う人もいますよね。
この記事では、ITリテラシーが低い原因や高めるための単語について解説します。
ITリテラシーとは簡単に言うと
「ITリテラシー(IT Literacy)」は、情報技術(IT)に関する知識やスキルを有すること、およびそれを適切に活用する能力を指します。
簡単に言えば、ITに対する理解とその利用に関する基本的な能力のことです。
ITリテラシーが低い原因
ITリテラシーが低い原因は、単純に勉強不足なだけです。特別な才能や能力などは必要なく、勉強すれば誰でもITリテラシーを高めることができます。
しかし、ある程度の基礎知識があった方が学習効率が上がることは間違いありません。
国語の勉強をするためには、その前に日本語を知らないといけないのと同じように、ITリテラシーを学ぶためには、ITに関する一定の知識も必要です。
しかし、義務教育でITに関する教育が十分されていないためITに関する一定の知識が日本人全体として身に付いていません。これはITリテラシーに関する学習効率を下げている要因の1つです。
年齢が上がるにつれてITに関する素養は低い傾向にあります。
もしかすると現在学生の人で、なんで親はITリテラシーが低いんだと疑問に感じることがあるかもしれませんが、そういった背景があります。
これだけは知っておきたいIT基礎単語24選

ここでは、ITの基礎単語や最近話題に上がる単語について簡単に解説していきます。
1.ソフトウェアとは
ソフトウェアは、コンピューターを動かすための命令やプログラム、そしてアプリケーションなどの、コンピューター上で動作するすべてのプログラムやデータの総称です。
ハードウェアとは違い、手で触ることはできません。
例えば、ExcelやPowerPointなどがあります。
2.ハードウェアとは
ハードウェアは、コンピューターを構成する物理的な部品や機器の総称です。ハードウェアは手で触ることができ、コンピューターが実際に動作するための基本的な機能を持っています。
例えば、パソコン本体やマウスなどがあります。
3.OSとは
OSは、Operating System(オペレーティングシステム)の略で、パソコンを動かすための「司令塔」や「舵取り役」のようなものです。OSはソフトウェアです。
コンピューターは多くの機能が組み合わさっていますが、それを効果的に管理し、プログラムやアプリケーションがスムーズに動くようにするのがOSの役割です。
例えば、WindowsやMacなどがあります。
4.ネットワークとは
ネットワークは、異なる場所にあるコンピューターや機器が互いに通信できるように繋ぐ仕組みです。
例えば、インターネットが広がっている世界では、様々な場所にあるコンピューターやスマートフォン、タブレットなどがインターネットを通じて繋がっています。
これにより、情報の共有やコミュニケーションが容易になります。
5.インターネットとは
インターネットは、世界中のコンピューターやデバイスがつながっている広大なネットワークのことです。これにより、人々は情報を共有し、コミュニケーションを取り、様々なサービスを利用できています。
インターネットは世界中のコンピューターやスマートフォン、タブレットなどが、巨大なクモの巣のようにつながっている状態です。
これによって、一台のコンピューターを使って、他の国や地域にいる人とメッセージをやり取りできたり、情報を検索したり、動画を視聴したりできます。
インターネットは様々なサービスを提供しており、電子メールの送受信、ウェブサイトの閲覧、オンラインショッピング、ソーシャルメディアの利用などがその一部です。
6.ブラウザとは
ブラウザは、ウェブページやウェブサイトを閲覧するためのソフトウェアです。通常、ウェブブラウザ、ネットブラウザ、または単にブラウザと呼ばれます。
ブラウザは、インターネット上の情報を見たり、検索したり、オンラインでコンテンツを閲覧するために使います。
代表的なブラウザには、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Apple Safariなどがあります。
7.サーバーとは

サーバーは他のコンピューターやデバイスに対してサービスやデータを提供するための特別なコンピューターのことです。 
例えば、ウェブサーバーはインターネット上でウェブページやウェブサイトを提供するコンピューターです。
ユーザーがウェブブラウザを使ってウェブページにアクセスすると、ウェブサーバーがそのページを提供します。
8.アプリケーションとは
アプリケーションとは、ソフトウェアの一種であり、正式名称はアプリケーションソフトウェアと言います。
特定の目的を達成するために開発されたソフトウェアをアプリケーションソフトウェアと言います。
アプリケーションは全てソフトウェアと捉えてください。
9.WEBサービスとは
WEBサービスは、インターネットを通じて提供される様々なサービスや機能のことを指します。
これらのサービスは、ウェブブラウザを使ってアクセスでき、使用するために特別なアプリケーションのインストールすることなく利用することができます。
例えば、オンラインショッピングサイト(Amazon)などがあります。
10.クラウドとは
クラウド(クラウド・コンピューティング)とは、インターネットを通じて提供される様々なサービスのことを指します。
通常、写真などのデータは自分のパソコンやスマートフォンに保存します。
クラウドサービスでは、写真などをインターネット上(世界のどこかにあるコンピュータ)に保存して、必要な時にインターネットを通して閲覧、ダウンロードなどできるものがあります。
11.情報セキュリティとは
情報セキュリティは、情報を守るための対策や手段全般を指します。
これは、コンピューターシステムやデータ、ネットワークなど、様々な形で存在する情報を不正アクセス、損失、破損、盗難、または悪意ある攻撃から保護することを目的としています。
12.ハッキングとは
ハッキングは、元々は技術的なスキルや知識を駆使してシステムやソフトウェアに対して改善や新しい機能を追加することを指す場合もありました。
しかし、一般的には不正な手段でコンピューターシステムに侵入することを指すことが増えています。ハッキングには善悪があり、善意のセキュリティ専門家もハッカーと呼ばれることがあります。
しかし、メディアなどで使われる場合、ハッキングはしばしば悪意ある侵入を指します。
13.クラッキングとは
クラッキングもコンピューターシステムへの不正な侵入を指す言葉ですが、一般的には主にセキュリティ対策を解除したり、複製保護を解除して不正コピーを作ることを指すことが多いです。
14.セキュリティホールとは
セキュリティホールは、コンピューターシステムやソフトウェアに存在する脆弱性(弱点)や隙間のことを指します。
これは、悪意ある攻撃者がシステムに侵入するために利用できる可能性がある、あるいは既に悪用されている脆弱性のことです。
セキュリティホールがあると、システムが攻撃や不正アクセスに対して脆弱になります。セキュリティホールは、セキュリティパッチやアップデートを通じて修正されることがあります。
そのため、基本的にアップデートできるものはすぐにするべきと言えます。
15.画面ロックとは
みなさんスマートフォンを使わない時は、ボタンを押して、画面ロックをしていますよね?
会社のパソコンも席を離れるたびにちゃんと画面ロックしていますか?
実践できている人の方が少ないのではないでしょうか。席を離れる時に、画面をロックをすることはセキュリティの基本です。
しっかりセキュリティ対策をしていきましょう。
16.Wi-Fiとは
Wi-Fiは、無線LAN(Local Area Network)技術の一種で、コンピューターやスマートフォン、タブレットなどのデバイスがインターネットやネットワークに接続するために使われる技術です。
Wi-Fiは、有線のネットワークケーブルを使用せずにデバイス同士を接続し、データの送受信ができるようにします。
一般的には、家庭やオフィス、カフェなどで使われています。
17.Bluetoothとは
Bluetooth(ブルートゥース)は、近距離通信技術で、無線で様々なデバイス同士を簡単かつ便利に接続するために使用される技術です。
18.IPアドレスとは
IPアドレス(Internet Protocol Address)は、コンピューターやネットワーク機器がインターネットやネットワーク上で通信するための識別子です。
19.生成AI
生成AIは、主に機械学習や人工知能(AI)の一分野で使われる言葉で、コンピュータープログラムが新しいデータやコンテンツを生成する技術を指します。
20.IoT
IoT(Internet of Things)は、「モノのインターネット」とも呼ばれ、様々な物理的なデバイスがインターネットを通じて相互に通信し、情報をやり取りする仕組みを指します。
21.C言語/Java/Python/Swift/HTML/CSSとは
C言語、Java、Python、Swiftはプログラミング言語の言語名です。
HTML(HyperText Markup Language、ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)はWEBサイトを構築する言語です。
CSS(Cascading Style Sheets)はWEBサイトのデザインを設定する言語です。
22.5Gとは
5Gは、第5世代(5th Generation)のモバイル通信技術を指します。
前の世代である4G(LTE)を超える高速かつ高効率な通信を提供することができます。
例えば、5Gの場合遅延を最低限に抑えたり、大量のデバイスを同時に接続することができるというメリットがあります。
23.DXとは
既存のビジネスプロセスやモデルをデジタル技術を活用して変革させる取り組みを指します。
最近はDXを推進している企業が増えてきています。社内をDX化する場合、その責任者や指揮者は課長以上になると思います。
DX化する際には、最低限のIT知識が必要なので、社内でDX化の動きがある場合には学習を始めることをおすすめします。
24.メタバースとは
仮想現実や拡張現実を利用して構築された仮想空間やデジタル空間を指します。
メタバースの定義はまだはっきりとしていません。
しかし、どうぶつの森、フォートナイト、マインクラフトなどはメタバースゲームと言われています。
DX推進企業社員なら知っておきたい単語14選

ここで解説する単語は、DX化を推進している企業の人にはぜひ知ってもらいたい基礎単語になります
1.データベースとは
データベースは、データを整理して効率的に管理するための仕組みやシステムを指します。
プログラミングでは、データベースに保存されているデータをその都度取り出して利用します。
2.SQLとは
SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための特定の言語です。
3.フレームワークとは
フレームワーク (Framework)は、ソフトウェア開発において、アプリケーションやプロジェクトを効果的に構築するための基本的な構造や骨組みを提供するものです。
開発の仕方をルール化することで効率化を図っています。
4.バグとは
バグ(Bug)は、ソフトウェアやプログラムにおいて、期待される動作と異なる、または誤った動作を引き起こす原因となるプログラムの誤りや不具合を指します。
5.デバッグとは
デバッグ(Debug)は、ソフトウェアやプログラムに含まれるエラーや不具合を発見し、修正するプロセスを指します。
6.ウォーターフォール型とは
ウォーターフォール型(Waterfall Model)は、ソフトウェア開発におけるプロジェクト管理手法の一つで、段階的な進行と各段階が直線的に結びついている特徴があります。
上流工程から下流に沿って開発を進める手法です。
7.アジェンダとは
アジェンダ(Agenda)は、会議やイベントなどで議題や予定されている事項を示すリストやスケジュールのことを指します。
アジェンダは、参加者が会議やイベントで何が議論されるかや、どのようなスケジュールで進行するかを把握するためのツールとして利用されます。
入学式の式次第もアジェンダと言えます。
IT業界では会議の際にアジェンダを使用することが基本動作です。
8.エビデンスとは
エビデンス(Evidence)は、証拠や根拠として示される具体的な情報やデータを指します。
9.クリティカルとは
「クリティカル」が何かが極めて重要で不可欠であることを示す形容詞として使用される場合です。
例えば、プロジェクトのクリティカルなタスクは、そのプロジェクトの成功に直接関係しており、欠かせないものとされます。
例文:クリティカルなバグが発生している、その作業がクリティカルに影響する
10.バッファとは
バッファは、余裕やデータを一時的に保管する領域を指すことがあります。
例えば、ファイルの読み込みや書き込み時に、データがメモリ内のバッファに一時的に格納され、効率的なデータ転送が行われることがあります。
例文:プロジェクト管理ではバッファをどれくらい持たせるかの判断が大切だ
11.フィックスとは
フィックスは、何かが誤作動したり、期待通りに動作しなくなった場合に、その問題を修正する手段や方法を指します。
これには、ソフトウェアのバグ、機械の故障、または他の不具合に対する修正が含まれます。
例文:プログラムの仕様をフィックスするまで、どれくらいかかりますか
12.人時とは
人時の場合は1人が1時間でこなせる仕事量のことです。
13.人日とは
人日の場合は1人が1日8時間でこなせる仕事量のことです。
14.人月とは
人月とは、1日8時間・1カ月20日間稼働すると仮定した場合の仕事量です。 3人月であれば、「3人が1カ月間」または「1人が3カ月間」作業した場合の仕事量を表します。



